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チリヌルヲワカのCDジャケット『イロハ』のビジュアルです。

今となれば、この様な表現は何も難しくなく感じると思いますが、撮影は全てフィルムです。Hasselblad。

えんぴつで書かれたイラスト(ラフスケッチ)は、みんなが違う背景で繋がっている。面白い!さてどうやるか?

各写真をテストでポラロイドで撮影します。手の高さは、スタンドを使って揃えていきました。

背景並びの相性を考えながら、撮影場所を決めて行く。ADとのコミュニケーションがうまくいかないと出来ない仕事です。

自宅の暗室でプリントを作るまでは、うまく行っているのか不明のまま。フィルムでの撮影は、現場では何の安心感もないまま進んで行きます。計算上では、問題ないはず....。現像が終わるまで気が緩むことはありません。

その緊張感が、今となれば良きものに感じます。

​AD 岡崎直哉

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